◇◇半導体そして農産物の市場拡大

「真ん中にちょっと九州の強みも書いておりますけども、人口が大体、全国の1割弱でありますけど、半導体が45%ぐらいですね、生産しております。今TSMCの関係もあって、大分の方でもルネサスでありますとか、いろんな立地がまた進みつつありますし、この間台湾に行ってきましたら、サイエンスパークをですね、ぜひ九州に作りたいと、100ヘクタールぐらいの3つぐらい作りたいということで、先日も、台湾の経済界の皆さんが見に行たりとか、そういうようなこともありますが、こういう状況があります。それから一番下にありますのは、農林水産、農業ですね。大体九州が2割ぐらい作っているということで、こういう九州の側から見ましたときに、こういうものがさらに繋がることによりまして、大きくマーケットとしても広がっていくと」

「それから、もう一つですね、やはり観光としまして、九州に入ってくる人たち、先ほどサイクルツーリズム等でもお話ありましたけれども、そこと四国を繋げていくことによってですね、四国の方も、非常に大きな誘客をですね、さらに期待できるんじゃないかなというようなことでございます」

◇◇九四の高規格道路を繋げて「ベルト」に

「そして今、検討しておりますのは、一つは道の建設でありまして、四国と、それから九州それぞれ高速ネットワークができまして、先ほど知事おっしゃったように、今日も大体4時間半ぐらいかかりましたけれども、途中で2カ所ぐらい、ちょっと信号のあるところに降りてですね、そしてまた上がってくると(八幡浜市)保内の直前のところと、それから大洲のところですね。あそこが繋がると、ずっと一体化されて、メロディーライン(※佐田岬半島を横断する道路)のところなんか、もう信号ほとんどありませんので、ある意味で高規格道路と同じような感じだと思うですけど、そういう形で繋がれることによって、高速道路のネットワークがまたネットワーク化するという意味で、豊予海峡のところを道路で繋ぐと。これ(伊方町の)高門町長さんがおっしゃる「命の道」にもなるということとですね、それから今、中九州横断道路というのを今、建設を進めているところであります。これ熊本と大分の間の高規格道路なんですけど、TSMCがその間にありまして、できると大分と熊本が大体1時間、150キロぐらいでありますので、2時間ぐらいです、120キロですので2時間ぐらいで繋がるということであります。そこから東に突き抜けて、愛媛の方に入ってくるとですね、例えば住化さん、住友化学さんでありますとか富士紡さんとか、半導体関係の企業さん愛媛にもたくさんありますので、そこがまた一体になって、ここの中九州横断道路から豊予を抜けて愛媛まで繋がっていく道、そこが半導体のベルトになるんじゃないかなというようなことも期待をしております」