1万9800円のオーダースーツとは?

祖父の教えを守りヒットさせた1万9800円のオーダースーツ。一体、どのようなものなのか?
THE TIME,マーケティング部の西堀文部員が銀座店に行ってみました!

まず驚いたのが生地の多さ。リーズナブルなものから高級なものまでズラリと並んでいますが、初回限定価格の1万9800円なのは、ウール50%ポリエステル50%のもの。定価2万4800円から5000円引きです。

そして工場直販の強みは、デザイン選び。
シングルかダブルかはもちろん、襟の形、ポケットの角度、袖口のボタンの数に、ベントとよばれる裾の切れ目の位置など、細かいカスタマイズができるんです。

採寸も細かく、およそ20か所。

西堀部員:
「膝、膝も測るんだ」

採寸したら終わりではありません。普段の姿勢でしばし立っているように言われた西堀部員。すると店員さんから…

店員:
「結構体が反っていますね」

西堀部員:
「え?ウソ!私ですか?」

自分では気付かない体のクセもチェック。体が反っていると、裾の切れ目のベントがキレイに重ならないので、これもミリ単位で補正していきます。

ちなみに体型が変わっても、ウエスト周りのサイズ直しはプラスマイナス3㎝までは無料とのこと。ここまですることで、リピーターを獲得しているんです。

佐田社長:
「3年ぐらいで見ると、大体半分ぐらいの方がリピートしてくれる」

来店していた20代の男性客からも「いいねって声をかけられる」「仕事が丁寧なんじゃないかなという印象に繋がる」など評判は上々で、中にはこんな人も。

20代会社員:
「新人1年目のときにオーダースーツを着てたら、上司と一緒にいたんだけど、僕が上司だと間違えられたこともあった。『スーツがすてきだったので』って言われて、嬉しかったけど複雑でした(笑)」

「ビジネススーツは感謝と敬意を会う相手に伝えるためのアイテム」と話す佐田社長。あくまでもオーダースーツ1本で勝負を続けるとのことです。