厳しい選挙結果を受けて、今後の政権の枠組みが最大の焦点となりますが、一方、自民党内では石破総理ら執行部の交代論と続投論が交差しています。自民党本部から中継でお伝えします。
自民党総裁の応接室では、選挙結果を受けて石破総理ら党幹部が臨時の役員会を開いて協議を行っています。
「勝敗ライン」とした自公過半数に遠く及ばない結果となったものの、石破総理は「政策実現に向けて最大限の努力をする」と述べ、続投する意向を示しているほか、選挙を取り仕切った森山幹事長も昨夜、辞任しない考えを明らかにしました。
一方、小泉選挙対策委員長は周囲に「執行部の誰かが責任をとらないと火を噴く」と述べ、辞任する意向を示唆しています。しかし、ある中堅議員は「小泉さん一人辞めて済むような話ではない。石破総理の退陣は不可避だ」と反発しています。
一方、来年夏の参院選で改選を控える議員からは「今は内輪もめをしている余裕はない。小さくなったのだから、さらなる結束が重要だ」と交代論は時期尚早だとの声も上がっています。
交代論と続投論が錯綜するなかで、石破総理が迎える最初の難関は来月上旬に予定されている特別国会での総理の指名選挙です。与党で過半数を確保していないので、1回目の投票では決まらず、上位2人による決選投票にもつれ込む公算が高く、野党側との連携が不可欠になるものとみられます。
党内の不満を抑えつつ、今後、予算案や政策をめぐる国会運営で野党側との連携をどう模索していくのか、きょう午後に行われる石破総理の記者会見での発言に注目が集まっています。
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