海外モデルも“本州直撃”の可能性を示唆 過去には一度のみ
アメリカ軍合同台風警報センター(JTWC)


台風21号についての進路予想をみると、大きくは気象庁の予想と同じような傾向となっています。フィリピンの東海上で北寄りへと進路を変えてかなり発達させる予想となってきました。先島諸島の南の海上に達したときに最大風速は100ノット以上と予測されています。
ちなみにアメリカ海軍の最大風速はノット表示です(1ノット=約0.514m/s)。ただアメリカ海軍と気象庁では最大風速の定義が異なるため、気象庁の最大風速と単純に比べることはできません。(アメリカ海軍(1分平均風速)の方が、気象庁(10分平均風速)よりも大きな値となります)
【画像で確認】今週末以降に“本州直撃”の可能性も 雨・風シミュレーション
アメリカ海洋大気庁(NOAA)

アメリカ海洋大気庁の台風21号に関するアンサンブル予報結果です。「アンサンブル予報」は、数値予報の計算に使う最初の値をわずかに変えたものを複数計算して、その平均やばらつきの程度といった統計的な情報を用いて進路を確率的に予想するものです。
まだ進路予想にかなりのバラツキはありますが、フィリピンの東海上で北寄りから次第に北東より経ろ進路を変えて本州付近を進む予想データが多くなっています。