持続可能な社会を目指し、社会課題の解決を行うことを目的とした経営者らによる会合が青森県弘前市で行われました。

経営実践研究会は、持続可能な社会を目指し社会課題の解決を行うことを目的として設置されていて、23日の会合には県内外から約30人の経営者らが集まりました。

会合では、ダイヤモンドやサファイアなどを削ったり、磨いたりする精密宝石の加工に関する事業などを行う「Orbray」の並木里也子代表が講演しました。
並木代表は、企業が地域に根差していくための取り組みとして工場見学のスペースを設けたり、学生たちの職場体験を受け入れたりして、交流を深める事例を紹介しました。
Orbray 並木里也子 代表
「地場産業として自分の子供たち、孫たちも入れたくなるような会社にしたいというのがあって、一度都会に出て行った子たちも働き先があるなら、もう一回帰ってこようと思えるように努力したい」

並木代表の会社は、再来年には、東京にある本社を秋田県湯沢市に移転する計画で、地域を代表する「地場産業」として根付くよう取り組みを進めるということです。