■羽生さんの内面に迫った!
羽生結弦さん:「仕事というか、やっぱり野球やりたかったんですよね、僕。小さいころすごく野球が好きで今でもお忍びであればバッティングセンター本当に行きたいなーって思って。でも地元のバッティングセンター行くと後輩とか先輩とかに会うのが嫌なので(笑)行けないなーって葛藤しています」

また、「弾きたい楽器は何ですか?ピアノが似合いそうですがエレキギターをかき鳴らしている羽生さんも見てみたいですが」という質問には・・・。
羽生結弦さん:
「なるほど。僕基本的にリズム人間なので、ドラム叩きたいなあと思っていて、あと、ベース弾きたいです!」

そして、番組コメンテーター龍崎孝さんからはこんな質問が。
龍崎孝さん:
「羽生さんは物事に対して完璧にいろいろ考えているんだなと思っていたが、自分自身を見直したときに、実は自分のこんなところ嫌なんだよねなんて思うことはありますか?」

羽生結弦さん:「基本的に自分のことそんなに好きじゃないので、むしろ嫌いなので、だから嫌なところいっぱいありますよ。ただ、考えるということ、例えば思考実験的なものはやっぱり好きで、自分が今発言している言葉たちにどういう意味があるのかとか、例えば哲学的な生きてるってどういう状態をいうのかとか、スケートっていうものはどういう状態をスケートというのか、演技って何だろう、表現ってなんだろう、いろんなことを考えるのはすごく多いので、それがインタビューされているときに出てくる言葉たちに含まれていたり、逆にそれが“くどくて”好きじゃないっていう自分がいます。伝わればいいなあと思いつつも、自分の中では『お前うるさいからもうちょっと黙っとけ』みたいな自分もいます」

今回の番組出演で、1つ1つの質問に丁寧に答えてくれた羽生さん。スケートに対する真摯な向き合い方はもちろん、非常に繊細な内面まで、明け透けに語ってくれた貴重なインタビューとなりました。