物価高騰の終わりが見えない中、直撃を受けた有権者の暮らしは厳しさを増しています。

北海道各地で初雪が降った20日。

部屋の設定温度は12℃です。

生活保護を受給 菊地繭美さん(61)
「ストーブはすぐに消す。灯油代は高くなっているだろうなと思うし、全体的に(お金が)かからないように頑張ってはいるんですけど…」

生きるために必要な灯油ですら「高嶺の花」です。

札幌市に住む菊地繭美さん。15年ほど前に、脳やせき髄などの組織が傷つくことで起きる国指定の難病「多発性硬化症」を発症しました。

顔の痛みや足の麻痺で働くことができず、生活保護を受けています。

 生活保護を受給 菊地繭美さん(61)
「(支給額)全体で(月額)1500円ぐらい減った。何で引き下げるのかな」