体長約2センチ、一円玉ほどの大きさしかない日本一小さなトンボ「ハッチョウトンボ」。絶滅危惧種に指定されているこのトンボを守ろうと、高校生が奮闘しています。

県のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定 日本一小さなトンボ

文部科学省のスーパーサイエンスハイスクールに指定されている、愛媛県立西条高校。学校独自の科目「マルチサイエンス」では、物理・科学・生物の分野で班ごとにテーマを設け研究を進めています。このうち、ハッチョウトンボ研究班は、地元の住民らでつくる「庄内ハッチョウトンボ保存会」と協力し、観察を続けてきました。

ハッチョウトンボの愛媛県内での生息地は、西条市旦之上にある200平方メートルほどの湿地のみとされていて、県のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定されています。

研究班は、ハッチョウトンボが繁殖できる環境を調べようと、3年前、生息している湿地から約40メートル離れた場所に、生態系を復元したビオトープを設置しました。すると、ビオトープでハッチョウトンボの姿が確認されるようになり、調査は後輩に引き継がれました。

そして去年10月、ビオトープでヤゴを発見。しかし、それがハッチョウトンボかどうか確認できませんでした。

繁殖の謎に迫る研究は、今年も引き継がれました。