愛媛県伊予市とソフトバンクの子会社=BOLDLYが13日から伊予市双海地域で自動運転バスの実証実験を始めることになりました。近未来の車の姿とは?

自動運転バス NAVYA ARMA
こちらが実証実験で使われる自動運転バス、NAVYA ARMA(ナビヤアルマ)。最大で11人乗ることができる電気自動車で、最大速度は時速25キロです。

あらかじめ走行することでルートを覚えさせる
事前に道路や建物などの構造を3Dで覚えさせていて、障害物があればセンサーで感知しながら、決められたルートを自動運転で走ります。

12日は緊急時に対応するオペレーター1人が乗った上で試乗が行われました。

大きな道路へ出るときには一時停止
狭い道路から国道へ出るときには一時停止し、安全を確認してから進み出します。
また、停留所では自動で停止し、発車ボタンを押すと扉が閉まって動きます。

障害物などはコントロールで避ける
一方、道路の障害物などを感知した時には…
オペレーター乗員
「駐車車両とか路上駐車があると避ける機能がないのでこちらのコントローラーで避けます」


実証実験のルート
実証実験はJR伊予上灘駅をスタートし、ふたみシーサイド公園などを経由する片道約4キロ、乗車時間30分のコースで行われます。

今回、高齢者の移動手段をサポートしようと、ソフトバンクの子会社=BOLDLYと伊予市が連携して実証実験に乗り出しました。

伊予市 武智邦典市長
「バスの中で健康についてお互いがお話できる、健康も維持できる、ある意味動く集会所、小さなエリアのコミュニティ形成の場がこの自動運転バスの特徴であり利点だと思う」


BOLDLY 佐治友基社長
「外出する時に子どもに送ってもらわないといけない、他人の力を借りないといけないという状況から抜け出して、自分で移動できるといった形になっていくし、安全も高まるし、それが自然な姿になれば根付くのでは」


実証実験は13日から10月8日まで行われ、期間中は誰でも無料で乗車できるということです。