大谷選手のココが凄かった!“野球少年”井上キャスター解説
第2戦で先発したマナエア投手に、この時は、まったく打てなかったんです。
マナエア投手は、変速の左ピッチャーで、前回の試合(15日日本時間)では、サイドスローで投げていました。
大谷選手はバットに当てることができず、腰が引けています。バットに当たっても、全然前に飛ばないという状況でしたが、なぜ打つことができたのでしょうか。
まず、マナエア投手がなぜ打ちづらいのかというと、通常、投げる際に足をまっすぐ踏み出すので、球の軌道はまっすぐになります。
しかし、マナエア投手は、右足を左に踏み出して、サイドスローから投げるんです。そうすると球の軌道が曲がっていきます。
左バッターの大谷選手からすると、背中側からボールがやってくることになります。大谷選手のみならず、左バッターが非常に打ちづらい軌道で、大谷選手は右足を開いて、構えるようにしていますが、それでも打ちづらいんです。

21日の打席では、外角の難しい球を執念でヒットにしました。
決して良いヒットとは言えませんが、この1本が出ていなかったらドジャースが負けていてもおかしくないと思いました。

メジャーリーグ取材歴30年 笹田幸嗣さん:
流れはメッツにあり、そして、ドジャースのみんなが難敵だと思っていたマナエア投手という状況です。前回は打てませんでしたが、ちゃんとヒットを打って塁に出て、ムードが変わったのは間違いありません。
ホラン千秋キャスター:
メッツには千賀投手もいるので、ちょっと残念だなという気持ちもありますが、日本人選手がワールドシリーズに進むというのは嬉しいですよね。
ハロルド・ジョージ・メイさん:
大谷選手の活躍は、もうコメンテーターとして、当てはまる言葉もなくなるほどです。
私が注目しているのは両チームの因縁対決です。私が知っている限り、ヤンキースとドジャースが対戦するのはワールドシリーズで最多なんですよね。
歴史を紐解いていくと、元々ドジャースはニューヨークにいました。ヤンキースもニューヨークなので、昔からのライバル意識があるのではないでしょうか。
ホランキャスター:
もしかしたら「俺らずっとニューヨークにいるのに、出ていっただろう」というようなファン同士のやり取りもあるかもしれませんね。














