“秘匿性の高いアプリ”で連絡も…「日本の警察を甘く見すぎ」
―――闇バイトで集めた実行役と、彼らに指示を出す指示役の連絡手段には、『秘匿性の高いアプリ』が使われていて、同一の指示役が30以上のアカウント名を使ってやり取りをしているのではないかと警察は見ています。このアプリを使うことで、捕まりにくくなるのでしょうか?
「自分たちに捜査の手が及ばないように、こうしたアプリを使っています。実行役と指示役は完全に“非接触”で、絶対に顔を合わせることはなく、こうした『秘匿性の高いアプリ』や電話で連絡を取り合っているため、捕まえにくいです。ただ、日本の警察を甘く見すぎだと思います。まだ記憶に新しいと思いますが、日本の警察はフィリピンの収容所の中にいた指示役を逮捕しましたからね。今はシステムも向上していますし、捜査能力も上がっていますし、今回の『シグナル』というアプリについては、解析技術も持っていますので、ある程度分かっている可能性があります。警察は18日に捜査本部を組みましたので、1都3県の警察署と連携して、これからどんどん逮捕する人数が増えていくと思います」