一番の衝撃は「人」

兵庫県出身の小峰さんは12年前に妻の地元・長崎にIターン。移住した当初は通信業の会社に勤めていましたが、9年前、妻の親戚の家業を継ぐことになりました。

小峰さん:
「兵庫から長崎に来たときに、魚の美味しさにまずびっくりしたんで、自分で獲って自分で食べたら一番美味しいんで」

海に囲まれ、かつては多くの漁業者でにぎわった伊王島。しかし現在は人口およそ600人と最盛期のわずか1割に減っていて、高齢化と漁業の後継者不足が課題となっています。

小峰さん:
「自分の地元は兵庫県なんですけど、隣に誰が住んでるか分からないとかそういう状況。長崎に来て気さくに話しかけてもらえるのがかなり衝撃的で、『なんていい人たちばっかりなんだ』って。この『人との繋がり』は人がいないとできないので」