「妊娠したらどうする?」留学生向けの教材を開発
国連のユネスコ=教育科学文化機関は、科学的根拠に基づいて包括的な性教育を進めるようガイダンスを作っています。
高向教授らの研究チームは、留学生向けに実践的な教材を開発しました。

タイトルは「日本での妊娠と出産」~ライフプランを考えよう~
様々なケースが設定され、どう対応したらいいか授業で話し合いながら理解できるように構成されています。
例えばこんな感じです。
ジェイさんとリナさんは大学生です。今日、リナさんが妊娠していることがわかりました。
リナさんはまず、どこへ行ったらいいですか?
(1)学校
(2)くすり屋
(3)病院
リナさんはこれからの生活が心配です。誰に相談したらいいですか?
(1)学校の先生
(2)友だち
(3)誰にも言わない
産みますか?産みませんか?自分たちで育てますか?国の家族に育ててもらいますか?妊娠をやめますか?【妊娠をやめるとき】日本では、自分で薬を買って中絶するのは禁止です。堕胎罪に問われます。
妊娠したくないときは?
避妊をする(3つの方法)
(1)コンドーム
(2)ピル
(3)緊急避妊薬(72時間以内に病院で ※店では買えません)
大切なのは”女性が決める”権利
いちばん大切なことは、リプロダクティブヘルス&ライツ、=性と生殖に関する健康と権利です。
つまり、妊娠、出産、避妊、中絶にかかわることについて、自分が決める権利を持っているということです。