「“エッグショック”再来の可能性も」卵の価格への影響は?
加藤キャスター:
今後、卵の価格への影響も気になるところです。

東京の卵Mサイズ(1kgあたり)の価格は、2022年の10月に発生した鳥インフルエンザの影響が大きく、長引きました。2023年の4・5月は1kgあたり350円と過去最高値となり、“エッグショック”といわれたのも記憶に新しいのではないでしょうか。
その後、だんだん値段は落ち着いてきましたが、最近はニワトリの“暑さバテ”や“月見商戦”などの影響もあり、10月は平均で1kgあたり272円だということです。(JA全農たまご調べ・10月は17日までの平均値)

2023年の卵不足の際は…
・森永乳業 焼きプリン 30円値上げ(2023年7月)
・キユーピー マヨネーズ(450g) 475円→520円に値上げ(2023年4月)
・崎陽軒 炒飯弁当 一時販売休止(2023年3月)
といった影響がありました。

今後の鳥インフルエンザの影響について、元東京農業大学教授の信岡誠治氏は、「今後鳥インフルエンザの感染が広がるかどうかはわかりませんが、感染が拡大した場合、卵が高騰する“エッグショック”が再来する可能性もある」としています。

井上キャスター:
日本は大体1人当たり1日1個弱の卵を消費しているといわれていて、世界的に見てもメキシコに次いで卵の消費量が多い国だということです。日本は、卵の価格が高騰するとダメージを受けやすい国だとわかりますね。
ホランキャスター:
卵そのものとして食べたり、さまざまな食品に加工されたりして本当に食卓を支えてくれているので、生産者も大変だと思いますが、エッグショックになったら、(消費者も)また一つ不安なことが増えますね。
井上キャスター:
これからクリスマスの時期ですし、ケーキ店などにもダメージが出そうです。