東京・杉並区で擁壁が崩れ住宅が倒壊したことを受け、区は補強工事などが必要とされる区内のすべての擁壁について緊急点検を行う方針を明らかにしました。

東京・杉並区でおととい発生した木造2階建ての住宅の倒壊は、土砂崩れを防ぐための擁壁が崩れたことが原因でした。

この擁壁について、杉並区は以前から住宅の所有者に対し補強工事などを行うよう指導していて、先週、工事を請け負う業者が見つかったと、所有者から連絡があったばかりでした。

区内には、他にも補強工事などの改善を指導されている擁壁があるということで、区は、こうした擁壁すべてについて緊急点検を行う方針です。

今回の倒壊で、けがをした人はいなかったということですが、近隣住民などあわせて6世帯が避難をしています。