■前職はパイロット 楽しくワクワク生きていきたい

続いては、西区河内町(かわちまち)にある 一軒家のようなカフェ。

ここのオーナー、実は…

ROUTE61 福島 雄介さん
「航空自衛隊のパイロットをしておりました」

リポーター
「パイロット!?飛行機の?」

オーナーの福島さんは現在 26歳。高校卒業後、当時全国で40人程しか受からない航空自衛隊のパイロット候補生となり、23歳まで各地で訓練を積みましたが…

福島さん
「足を骨折するケガをしたんですよ」

その療養の時間が自分の人生を見つめなおすきっかけになったそうです。そこで気づいたのは…

福島さん
「本当に自分自身がどれだけ幸せに生きるか、楽しくワクワク生きていこうと思いましたし、この地元・熊本からその輪を広げていこうと思って」

そこで、人 が集まる憩いの空間を作りたいと実家を改装し 、家族と始めたのがカフェの経営とプライベートキャンプ場でした。

しかし、オープンしたのはコロナ禍が始まった2020年3月。最初の2か月はほとんど客は来なかったそうですが…

福島さん
「ライダーさんが 1人入ってこられたんですよ。その方が『 ツイッターをした方がいいよ』と言われてですね。そこで ツイッターをその日に始めたんですよ」

そこから認知度が 上がり、ツーリングをする人たちが続々と来店しました。

福島さん
「もう本当に人手が回らないくらいで、寝れなかったんですよ」

忙し過ぎるのもよくないと、それまで夜も営業していたカフェをランチのみの営業に。空いた夕方から翌朝までの時間で接客が必要ない、1棟貸しを始めました。気軽に泊まれるという理由で、 県内の客がよく来るそうで…。

福島さん
「たくさんの方に口コミで広げていただいて、今はもうほぼ満室です」

1階のカフェスペースや絶好のロケーションの庭も自由に使うことができます。

その庭でバイカーに人気だという カフェメニュー、豚の肩ロースを使ったベーグルバーガーを頂きます。

リポーター
「おいしいです。お肉が本当にプリップリ」

福島さん
「パサパサにならないように、 70℃弱ぐらいでですね、2時間半ぐらい低温調理してます」

リポーター
「本当レストランで出てくるような、すごく上質なお肉のような」

実は福島さん 、今はさらに新たなチャレンジに 向かって動いているそうで…

福島さん
「家自体を3Dプリンターで作って、それを使って村作りをしようと思ってます。宿泊施設だったりとか、ワーケーションスペースだったりとか住宅とかをですね、その地域を楽しめるような空間を、この熊本から始めて全国展開させようと思ってます」

リポーター
「野望がすごいです。20代の方がこういう考えをしっかりもって、目標を持って頑張ってるって負けられませんね!我々も頑張っていきましょう」