入所施設側の受け入れ『限界』
強度行動障害のある人のパニックに対応するためには、障害への知識を持った職員が数多く必要だが、現状、多くの施設では人が足りていない。山直ホームもすでに「限界」だという。
(施設長・叶原生人さん)「一施設だけの頑張りでは限界がありますので、待機者については国が施策として(入所施設の数を)充実させていくことが根本原因の解決につながると考えます」
一方、国は障がい者を施設に入所させるのではなく、地域で受け入れる政策を進めている。
入所施設の代わりに推奨するのが、地域にある一般住宅で少人数で暮らすグループホームなどだ。ただ、強度行動障害のある人の受け入れは広がっていない。