鈴木拓己
「失礼しまーす。おはようございます」「調子いい、きょう?」「よかったです」
札幌市南区にある障害者向けのグループホームです。
全国で介護施設を運営する名古屋市の企業が、北海道内初の事業所として7月に開設しました。

ここで働く、鈴木拓己(すずき・たくみ)さん。一見、普通の職員に見えますが…
ノイエサッポロ 鈴木拓己さん(31)
「あまり自信ないですけど、一応食事を管理しながら、ここまでやってきました」
実は「マッチョ介護士」の1人、グループホームで働きながら、トレーニングに励んでいます。
記者
「なぜこの会社に?」
ノイエサッポロ 鈴木拓己さん(31)
「もともと最初、私も普通にデイサービス。そこから病院の介護士になったけど(介護の会社に)いないですよね。そういう肉体を作り上げている人たちって、割と異色…。身体介護もあり、やっぱり体力を使うという理由もあるので、理にかなっているかというのが一番」
もともとは健康維持のために体を鍛え始めた鈴木さん。すっかり筋トレにハマり、9月はコンテストにも出場しました。

入居者
「丁寧な印象、やっぱり笑顔。もうムキムキ、すごかった」

この会社が「マッチョ人材」に注目する理由。それは業界のネガティブなイメージを払しょくし、若い人に興味を持ってもらうためです。