“缶詰王国”だった青森


青森港には、多くの船が「サケ」や「マス」などを水揚げし、缶詰に加工しました。その販路は国内にとどまらず、輸出も盛んに行われ高い評価を受けました。
県立郷土館 増田公寧 学芸員
「この大きい缶詰は450グラムほど中身があるが外国の規格でいうと、ちょうど1ポンドに近い。輸出を念頭に置いて作られていたので、外国の規格に合わせて作ったということで、いまよりもかなり大きいサイズになっています」


缶詰の製造は、学校の実習にも採用されていて、こちらの写真は大正時代に八戸水産高校の前身となる水産講習所で撮影されました。

その伝統は引き継がれていて、八戸水産高校ではいまも生徒たちが缶詰の製造をして販売しています。