

北京五輪のフィギュアスケートで、羽生結弦さんはショートプログラムの冒頭で回転が抜けるハプニング。フリーの演技では4回転半に挑戦するも転倒し惜しくも最終4位となりました。
司会:
「ショートでハプニングがあったから、フリーで、最初から貫いてきた4回転半に挑戦できたのではないのか?」
羽生結弦さん:
「(ショートで)別に失敗してもしなくても(フリーで)4回転半はやっていましたね、間違いなく。ただ気持ちの入れようが変わったかなとは思います。正直この時は怖いものがなかったというのは、間違いなくショートプログラムでのミスがあったので、本当に思い切っていけたというのはあるとは思います」

司会:
「4回転半はまだこの時点でフリー演技に入れる完成度ではなかったと思うが、五輪でのモチベーションがそこにあったのか?」
羽生結弦さん:
「自分の人生プランが(五輪の)2連覇だった。平昌五輪が終わってから競技としてスケートを続けるという考えがなかった。自分自身もフワフワした中でこれからスケートをやっていくにあたってモチベーションなんだろうと考えた時に、小さいころに『おまえ4回転半飛べって』恩師から言われていたので、じゃあ恩師の言葉と自分が飛びたいと思っていた気持ちを叶えてあげるのが自分のモチベーションかなと思ってやっていた。北京五輪に関しては、モチベーションが連覇じゃなくなっている、4回転半しか出る意味がなかった」
