クマの目撃件数が平年を上回っていることなどから、長野県は5つの地域に出している「ツキノワグマ出没警報」の延長を決めました。

11日の会見で、阿部知事は先月9日から出されている「ツキノワグマ出没警報」について、期間を1か月延長し来月14日までとすることを発表しました。

対象地域は延長前と同じ佐久、上伊那、木曽、北アルプス、北信の5地域です。

理由については、クマの里地での目撃件数が9月も203件と、平年を上回っていることやエサとなる木の実が地域によっては不作となっていることなどを挙げています。

また、会見で阿部知事は、発生から5年となる台風19号災害に関して、関係機関と協力し、治水事業をできるだけ早く進めていきたいと述べました。

一方、9月県議会の本会議が開かれ、クマ対策や地震防災の費用などを盛り込んだ補正予算案を可決し、閉会しました。