愛媛県大洲市の第三セクターが運営する道の駅「清流の里ひじかわ」で、ネットオークションで落札した県外産のマツタケが「肱川町産」と偽って販売されていたことがわかりました。

産地が偽装されていたのは大洲市肱川町にある道の駅「清流の里ひじかわ」で、おととし10月から先月までに販売されたマツタケです。

「清流の里ひじかわ」によりますと、市内の農家1人が岩手や長野などで採れたマツタケをインターネットオークションで落札し、「肱川町産」と表示して、出荷していたということです。

購入した人からの問い合わせを受け、店が出荷した農家に確認をしたところ、偽装を認めたことから「清流の里ひじかわ」ではこの農家との取り引きを直ちに停止しました。

おととし10月以降この道の駅にマツタケを出荷していたのはこの農家だけで、期間中、およそ72万円を売り上げていて、購入した客に対しては出荷した農家が返金するということです。

道の駅「清流の里ひじかわ」 高橋明正駅長
「道の駅として、販売してはいけない食品表示法違反の商品を販売してしまったということで、多くのお客様にご迷惑をおかけして大変反省しております」

出荷した農家は、「大変なことをしてしまった、反省している」と話しているということで、「清流の里ひじかわ」は、出荷者で組織する組合に対し、ラベル表示などの再確認と法令順守の徹底を指示したということです。