投票用紙が意外なものに生まれ変わる
ところで、選挙が終わったら投票用紙はどうなるのでしょうか?
自治体ごとに処分されますが、プラスチックとしてリサイクルする場合もあります。熊本市などから投票用紙のリサイクルを請け負う企業では、投票用紙をハンガーなどの原料として加工しています。

さらに、粉砕した投票用紙を木くずなどと混ぜ合わせ、RPFと呼ばれる固形燃料も作っています。
エコポート九州 小野尚土さん「箱に入った未開封の状態で直接破砕機に投入する。石炭の代替として、製紙メーカーなどの燃料として使われています」
RPFの特徴は、石炭と比べて二酸化炭素の排出量が約30パーセント低いこと。
2022年に自治体や企業などにプラスチック資源の再利用を促す法律ができたことで、熊本県内でも投票用紙のリサイクルを検討する自治体が増えているといいます。
