大阪府堺市で妻子が殺害された事件。ブラジルにいるとされる夫が国際手配されたことについて、現地警察の担当者がJNNの取材に応じ、今後裁判所からの要請があれば捜査を始める方針を示しました。
ブラジル国籍のバルボサ・アンデルソン・ロブソン容疑者(33)は、大阪府堺市の自宅で妻の荒牧愛美さん(29)と長女のリリィちゃん(3)を殺害した疑いで指名手配されていましたが、警察はICPO(国際刑事警察機構)を通じて国際手配したと9月8日に発表しました。
バルボサ容疑者は犯行後、ブラジルに入国したとみられています。国際手配を受けてブラジルの警察は、現地時間の9月8日午前にJNNの取材に対して、裁判所の要請があれば今後捜査を始める方針を示しました。
(ブラジル州警察殺人課の課長)
「裁判所から逮捕要請が来ない限りは今回のケース(国際手配)で捜査はしない。裁判所からの要請があればほかの警察と連携して捜査できるが、現時点ではその指示が出ていない」
大阪府警はブラジルの法律に基づいて処罰する「代理処罰」を求めることも視野に入れています。
一方、バルボサ容疑者の弁護士はこれまでの取材で、近く容疑者が事件について警察に説明する方針を示しています。
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