水を分解して水素を取り出す工場
さらに、年間4億トン以上の貨物を扱うロッテルダム港では、風力や太陽光で作った電気で水を分解して水素を取り出す工場を建設中です。トラックや船の燃料などに活用するほか、貿易港の強みをいかして、他の国に水素を輸出することも計画しています。
(ロッテルダム港湾局 ニコ・ファン・ドーレン新規事業開発部長)「水素はガス田などに貯めることができます。新しいエネルギーシステムにおいて水素は便利な方法・物質です。ロッテルダム港の役割は、地元で使うだけでなく世界に運ぶことです。例えば大量の水素をドイツに輸出し、鉄鋼業や化学産業に使うつもりです」