折れやすいのは上腕部・背骨・大腿骨・手首…いつの間にか骨折も

「骨粗しょう症」は、患者数が推計1590万人、うち女性が1180万人で半数以上(骨粗鬆症財団・2022年)。
そもそも骨粗しょう症とは何なのか。辻医師によりますと「簡単に言うと骨がもろくなって骨折しやすい状態になってしまう病気」だということです。女性に多いのは、女性ホルモンが関係しているからだといいます。実は女性ホルモンが骨をつぶす細胞を抑える働きをしているため、閉経後に女性ホルモンが出にくくなることで、骨を潰す細胞が抑えられられなくなって発症する人が非常に多いということです。糖尿病の合併症で起きる場合などもあるようです。男性は加齢で発症する可能性があるということです。
厄介なのが、骨粗しょう症は症状がないため気づくのが難しく、転倒やけがをして初めて気づくことが多いそうです。そこで辻医師は骨密度の検査を推奨しています。
骨密度の調べ方は複数ありますが、折れたら寝たきりに近づいてしまいやすい大腿骨や腰椎を調べることが重要だといいます。骨密度を調べる装置はどこの病院でもあるわけではないため、病院のホームページなどを調べて受診してほしいということです。自治体で骨粗しょう症検診などをやっているところも多いため、そこで骨密度を調べてから精密検査に挑んでもいいかもしれません。
症状が進行すると、上腕部・背骨・大腿骨・手首が折れやすくなってしまいます。また、背骨では“いつの間にか骨折”という骨折もあるといいます。“いつの間にか骨折”の場合、痛みがなく徐々に骨がつぶれていって、「いつの間にか背が縮んでいるな」と病院に来て気づくケースが多いということです。














