マスクでは防げない!?『空気感染』する結核

結核の感染経路として最も注意すべきなのが「空気感染」です。感染者がくしゃみやせきをしたとき、結核菌を含んだ唾液や粘液が空気中に飛び散ります。粘液の水分は時間とともに蒸発しますが、中に含まれる結核菌は「飛沫核」となって、空中を漂います。数マイクロメートルと極めて小さいこの飛沫核を吸うことによって感染するということです。
人間の体には、侵入してきた病原体を排除するフィルター機能が備わっていて、結核菌は鼻・のど・気管でもある程度防ぐことができるようですが、防ぎきれないこともあるということです。
新型コロナウイルスは「飛沫感染」のため、他人の飛沫を防ぐ・自分の飛沫を外に出さないという意味でマスクが推奨されましたが、結核は飛沫核が空気中を漂うため、呼吸可能な状態であれば、マスクをしていても吸ってしまいます。
このため結核対策は、感染を完全に防ぐことよりも、発症させないように免疫力を高めるなど体を強くすることがポイントだということです。














