■毎夜の空襲警報、母国の両親は・・・
マリア・クラヴェツさん:
「(現地では)毎日毎日サイレンが聞こえます。空襲警報サイレンが毎日毎日ですね」

クラヴェツさんは、ドニプロ国立大学で日本語の授業を受け持っていましたが、講義はオンラインとなり、空襲でその講義さえ受けられない生徒もいたと話します。
マリア・クラヴェツさん:
「ウクライナは本当に大きな被害が出ています。破壊が多くて建物とか博物館とか図書館や大学の破壊が多くて、自分の家を失ってどこかへ行く必要がある。(ドニプロは周辺の地域より)比較的安全ですが、本当に緊張している雰囲気です」



一番の気がかりは、ウクライナに残して来た両親です。日本にいても、空襲の情報などを常にチェックしています。

マリア・クラヴェツさん:
「サイレンとかミサイルはだいたい夜にきます。朝起きてドニプロがミサイルに攻撃されたとか何か起きたとわかっても、母が電話にでられるか分かりませんから少し困っています。いつも心配しています」



クラヴェツさんが東北大学で研究するのは来年3月までです。一日も早く、母国ウクライナに平和が訪れることを心から願っています。

マリア・クラヴェツさん:
「人々は親しい人を失ったり、自分の家を失ったりしていますから、本当に大変だと思う。みんなが安全な環境に住んでいられる世界がほしいと思います」

