大阪府堺市で妻子が殺害された事件で、警察は国内で指名手配され、ブラジルに逃走しているとされる夫を国際手配しました。

 国際手配されたのはブラジル国籍のバルボサ・アンデルソン・ロブソン容疑者(33)です。

 バルボサ容疑者は8月に、大阪府堺市の集合住宅で妻の荒牧愛美さん(29)と長女のリリィちゃん(3)を殺害した疑いで8月31日に指名手配されていましたが、犯行後成田空港から出国していることが確認されていて、警察は警察庁を通じて、ICPO(国際刑事警察機構)に対し、国際手配の手続きを進めていました。

 事件後、バルボサ容疑者はブラジルに帰国したとみられ、バルボサ容疑者とみられる人物が「娘は殺していない」などとするメッセージを友人に送っていたことが分かっているほか、弁護士は近く、地元警察に事件について明らかにする方針を示しています。