卒業を半年後に控えた支援学校の生徒たちが、進路学習の一環として、宮崎市の銀行で、体験学習を行いました。

3日は、宮崎市清武町にある県立みなみのかぜ支援学校高等部の3年生15人が、宮崎太陽銀行本店を訪問。

銀行の担当者から銀行の役割や通帳の作り方などの説明を受けた後、行員に教わりながら、紙幣を縦に持って数える「縦読み」と、紙幣を扇形に広げて数える「横読み」に挑戦しました。

また、実際に窓口へ行き、番号札を発行して入出金を行うまでの手順を学んだほか、ATMでの入出金も体験しました。

(生徒)
「ATM体験とか窓口体験とか楽しかった」
「最初は緊張していて、分からないことが多かったけど、いろんな方が上手に教えてくださってよくわかりました」

(県立みなみのかぜ支援学校進路指導主事 池袋美保子教諭)
「リアルに学習することによって、学習効果も非常に上がるし、彼らにとっても金融が身近に感じられるかなと思います」

学校では、今回の学びを、社会に出たときの危険回避にもつなげてほしいとしています。