一方、リーグ戦第30節までを終えて7位とJ2昇格争いをしている山雅。

前節9月29日の奈良戦の終了後には、サポーターたちのアツい思いがこもった横断幕が掲げられました。

「ダービー勝利は通過点 俺達が目指すのは昇格」

霜田監督:
「きょうのサポーターの横断幕にもあったように、あくまでもダービーは通過点なので、僕らもダービーであろうがダービーでなかろうが勝ち点3を取りに行くことしか考えていません」

昇格を切に願うサポーターの思いも背負って挑む5日の信州ダービー。

2日の練習では、パルセイロの攻撃的な姿勢に警戒感を示しつつも、受け身にならないように相手陣内での崩し方などを確認。


霜田監督:
「パルセイロは前への推進力や機動力を持ってどんどん前に出てくるので、それを僕らが受けてしまうのではなくて、僕らも前へ出ていきたいと思っていますので、球際やいろんなところで闘いが起きると思っています。そのバトルに負けないということが大前提だと思っています。ポイント・順位に関係なく長野だけには負けたくないという気持ちでいっぱいです」

パルセイロの推進力と渡り合い、長所を打ち消すためにも、ゴール前でボールを支配しゲームをコントロールするキャプテン・菊井の役割が重要なカギとなります。

菊井選手:
「自分はいつも通りのプレーをすることで味方に時間や余裕を与えることは一層いつもより意識したいと思っていますし、ゴール前での仕事が自分のやらなければいけないことだと思うので、相手の嫌がることを90分間し続けたいと思っています」

昇格争い真っ只中の山雅としては、信州ダービーをラストスパートへの足がかりとしたいところです。

宿命のライバル対決信州ダービーは、長野Uスタジアムで5日午後4時半キックオフです。