宮崎県日南市の小学校では、戦争にまつわる話を聞いて平和の尊さについて学ぶ平和学習が行われました。

平和学習が行われたのは日南市の潟上小学校で、6年生15人を対象に行われました。

講義を行ったのは日南市の学芸員佐藤智文さんで、戦争の爪痕やその悲惨さなどについて話したほか、佐藤さんの祖父が様々な戦地に赴いた記録を記した手帳を紹介しました。

(佐藤智文さん)
「こういった(特攻兵器の)回天とか震洋という人間が乗って敵に突っ込んでいく、命を犠牲にしてこういった兵器がこの地域にあった」

(児童)
「東京や大阪、広島、長崎だけが空襲を受けたと思っていたが、日南や沖縄もを受けているとは思わなかった」
「(戦争で)亡くなった人たちの思いを背負って長く生きていきたい」

児童たちは、来月、修学旅行で鹿児島県の知覧特攻平和会館を訪れることになっています。