災害現場で復旧工事にあたる際の2次災害を防ごうと、宮崎市で重機を遠隔操作する訓練が行われました。

国土交通省宮崎河川国道事務所が宮崎市の本庄川河川敷で行った訓練。災害復旧に携わる土木工事の会社の職員など9人が参加しました。

(武澤直穂記者)
「今、動いているこちらの重機は、中に人が乗っておらず、このように遠隔で操作されています」

訓練では、参加者たちがロボットを重機に取り付けることで離れた場所から操作できる「簡易遠隔操縦装置」の操作方法を学びました。

この装置は、8月に日南市で震度6弱を観測した地震により国道220号で落石が発生した際にも稼働し、岩を取り除く作業で活躍したということです。

(参加者)
「難しいと思っていたが、やってみたらそうでもなくて、災害の現場とかで大活躍するのかなと思いました」

(宮崎河川国道事務所 堤宏徳総括地域防災調整官)
「きょうの訓練を通して、操作方法を学んでいただき、安全にかつ早急な復旧ができるように、技術力を高めてもらいたい」

訓練会場では、このほか、ICTを使った施工機器も用意され、参加者たちが操作方法を確認していました。