北陸中心に “3年間で20人” の性別適合手術

当事者への医療サポートは、精神的サポートと身体的治療に分けられ、このうち身体的治療は、ホルモン療法と外科手術があります。

富山大学附属病院のジェンダーセンターは2021年に設置され、これまでの3年間で北陸地方を中心に20人の当事者に対し「乳房切除」といった “性別を適合させる手術” などの外科治療を実施してきました。

外科治療では “身体は女性でも性の自認が男性”という「トランス男性」の乳房切除手術が全体の9割を占めているほか、子宮や卵巣の切除、陰茎や精巣の切除といった性別適合手術も実施しています。いずれの手術も自由診療で費用は60万円から100万円ほどということです。