去年7月、札幌市の繁華街ススキノのホテルで、当時62歳の男性が殺害されて首を切断された事件で、逮捕・起訴された親子3人のうち、1日午前11時から、母親の田村浩子被告の4回目の公判が札幌地裁で開かれました。
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裁判の冒頭で、弁護側は証拠として、事件前に修被告が録りためた娘の瑠奈被告との会話の音声を流しました。
音声には、瑠奈被告が英語で「I want to kill you.(お前を殺したい)」などと修被告をののしるようすが録音されていました。
また、去年1月に修被告が瑠奈被告を精神科に連れて行こうとする場面では、瑠奈被告が「とっとと消えろ、てめえらを殺してやる、ずっとそう思って生きて来たんだよ、私の妹と私は。あんたが私を苦しめて…」と発言。修被告が「今までと違う薬で違う効果が期待できるかもしれない」などと話すなど、2人で会話する音声も再生されました。
その後、修被告に対する弁護人からの証人尋問が3か月ぶりに行われました。