外食産業に詳しい専門家に、現状と今後の展望について聞きました。
■ファミレス閉店が加速 コロナ前と比べ、1000店減少へ

すかいらーくホールディングスによると、ガスト・ジョナサンなど約400店舗で、9月から閉店時間を最大1時間繰り上げるということです。
対象:夜間の利用客が大幅に減少している郊外や都心部の店舗
閉店時間:午後10時半または午後11時(30分~1時間繰り上げ)
北関東など採算性が悪化した約100店舗を閉店するという情報も8月に発表されています。

帝国データバンクの調査によると、不採算店舗の閉店や業態変更など、店舗整理の動きが加速しています。
店舗数の推移を見ると、コロナ前の2019年12月は9230店ありましたが、右肩下がりで減少し、2022年の6月には8420店。約800店減っています。
2023年の3月末には、コロナ前と比べ累計で1000店が減少し、8000店程になると予想されています。

店舗数減少の理由としては、
▼リモートワークの普及で、繁華街やオフィス街を中心にサラリーマン客が戻らない
▼食品などの原材料費の高騰
▼アルバイトなどの人材確保が難しい
などが挙げられます。