元JNNカイロ支局長が見た「500系」初顔合わせの感想は?
この日新型新幹線「500系」には、当時のRSK山陽放送報道部員で、かつてJNNカイロ(エジプト)支局長も務めた矢部記者が乗り込みました【画像②】。さぁ、その外観の感想は?

(RSK山陽放送 矢部敏美 記者・当時)
「先端の運転席車両は、傾斜部分が16m。300系のぞみよりも9m長い流線型で、どことなく『陸のコンコルド』を思わせます」
なるほど!コンコルドと来ましたか。たしかに先端がよく尖っています。
ちなみに「コンコルド」とは、英仏で1970年代に開発された超音速旅客機のことで、ある世代以上の方なら思い浮かべることが出来る、あの先っぽがとんがった飛行機。。。例えるなら新幹線「500系」のような形です(堂々巡り)。

車内のシートは「今よりも紫!」のような気がした。。。
さぁ、その500系がついに走り出しました【画像④】。車内はいったどうなっているんでしょうか?
令和のいまでも、新大阪以西では現役車両として車内の形状を確認することは出来ますが、それでも敢えてご紹介しましょう。

(矢部敏美記者)
「車内も、天井までの高さが『300系のぞみ』より26センチ低く、丸い筒を半分に切断した、いわゆるチューブ状で空気抵抗を少なくしています」
「これによって、トンネルに入るときの衝撃音を低くするなど、騒音対策にも工夫がこらされています」【画像⑤】
なるほど!先端の流線型だけでなく「丸い車体」自体も、空気抵抗・トンネルドン対策だったという訳なのですね。

ちなみに車内は、お馴染み「3+2」の1列5席シートを配置しています。【画像⑥⑦】。新車だからか、それとも当時の試験車両だからか、今よりもシートの紫色が濃く鮮やかに見えます。

