自民党・石破新総裁の誕生を受け、今後の金融市場を取り巻く環境はどのように変化するのでしょうか。
【円相場】
石破氏はこれまで、日銀の追加利上げについて肯定的な発言をしていることから日米の金利差縮小が意識され、円高がすすむとの見方が広がっています。
きょうも発表直後には「高市トレード」の巻き戻しから円買いが急速に広がりました。
ニッセイ基礎研究所の井出真吾チーフ株式ストラテジストは「石破新総裁は日銀に大きな口出しはしないとみられる。今後、日銀は追加利上げに踏み切りやすくなり、目先の円相場は1ドル=140円台まで円高に進む可能性がある」と分析しています。
【株価】
一方、円高基調となれば、これまで日本株のけん引役となってきた輸出関連株の採算悪化が懸念され、株価にとっては重しとなります。
また、石破氏はNISAへの課税は否定したものの、金融所得への課税を強化する姿勢を示しているほか、法人税の増税に前向きな発言をしたことも株式市場では懸念されています。
野村証券の神谷和男ストラテジストからは「金融市場から不安を払しょくできなければ日経平均株価はずるずると下落してしまう可能性も残る」「国会で国民に対し、今後の政策などについて説明できるかどうかが就任後一番目の腕の見せ所だ」などと分析しています。
一方、力を入れる地方創生で需要が高まる内需株や、利上げで収益の改善が期待される金融株などにとっては石破新総裁誕生が追い風となる可能性があります。
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