宮城県警察学校ではこの春採用され半年間の初任科を終えた52人の新人警察官が、卒業式に臨みました。

名取市の県警察学校で行われた卒業式には、今年4月に採用された22歳から35歳までの新人警察官52人が出席しました。式では、岩元正一警務部長が卒業生に辞令を手渡し、「県民のために警察があるという姿勢を忘れずに治安課題に取り組んでほしい」などと訓示しました。

そして卒業生を代表して亀田達也巡査が決意の言葉を述べました。

若林警察署配属 亀田達也巡査:
「宮城県警察の一員として、安全安心な地域社会の実現のために全力で職務にあたることを固く誓います」

卒業生は半年間、逮捕術や法律を学んだほか、大川小学校などで被災地研修も行いました。

石巻警察署配属 相馬玄太巡査:
「ここまでやってこられたのも教官方のご指導や家族の支え。なによりも同期の存在があったからこそなので感謝の気持ちでいっぱい」

仙台中央警察署配属 及川結加里巡査:
「頼もしく優しい警察官になり、県民の方に寄り添える警察官になりたい」

卒業生は27日付で県内15の警察署に配属され第一線で任務にあたるということです。