「止まれ」の標識は、点滅信号に比べ、人身事故発生率が10分の1ほど
こうした中、警察は、点滅信号を撤去した後、代わりに「止まれ」の標識を設置し、事故の防止を図っている。
「止まれ」の標識は、点滅信号に比べ、交差点の人身事故発生率が10分の1ほどに抑えられるというデータもあるそうだ。


(田尻怜也記者)
「宮崎市大塚町の交差点です。こちらの交差点にはもともと点滅信号が設置されていましたが、現在は撤去されています。いまはこのように止まれの標識が設置されています」
宮崎市大塚町の交差点では、今年3月に点滅信号が撤去され、現在は、「止まれ」の標識で一時停止規制をしている。

地元住民に話を聞いてみると。
(地元住民)
「点滅がないほうが事故はあまり見ない」
「(点滅信号を)取ってみたら、結構、みんな止まるようになってきたから、気をつけるようになった。その点では良くなったかな」


実際、こちらの現場では、点滅信号の撤去後、標識規制にしてから事故は起きていないという。

(宮崎県警察本部交通企画課 佐藤康広警部)
「確実に止まって、ほかの車両を交差道路の車両や歩行者に注意して進行すれば、事故が減ってくることができるので、それと、非常に点滅信号から一時停止標識に代われば費用も安価で済むので、そういう点がメリット」
