脱炭素社会の実現に向け太陽光発電など、再生可能エネルギーの安定供給が求められる中、重要性が高まっているのが電気を蓄える「蓄電所」です。
全国各地で「蓄電所」に関する事業が進む中、宮崎県内で初めて、宮崎市に「蓄電所」が建設されることになりました。
宮崎市に広原蓄電所を建設するのは、イギリスやオーストラリアなどで蓄電所事業をてがけるEku Energy(エクー エナジー)の日本法人、日本蓄電です。
24日は、現地で地鎮祭が行われ、関係者が玉串を捧げるなどして工事の安全を祈願しました。
再生可能エネルギーの拡大に伴って、全国的に課題となっているのが一時的に発電を停止する「出力制御」の増加。
こうした電力の無駄をなくすため、余った電力を蓄える蓄電池の重要性が高まっています。
(日本蓄電 小野健太郎代表取締役)
「太陽光などの再エネ発電所の安定運用と導入拡大のためには、こちらの電池の設置を通じて九州・日本の再エネの導入拡大につなげていきたい」
広原蓄電所は、再来年7月に運転開始予定で、充電や放電、それに、売電などの運営は東京ガスが実施します。
稼働すれば、およそ6万3000世帯の4時間分の電力使用量に相当する12万キロワットアワーを蓄電できるということです。
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