史上6人目の「40-40」

大谷選手が切り開いた「50-50」という新境地。これまでは、「40-40」ですら達成したのはメジャー史上5人だけでした。ホームランと盗塁がそろって到達した数字を見てみると、「40」と「41」が2人ずつ。これまでの最高は、アレックス・ロドリゲス選手の「42」で、大谷選手は、それを一気に「52」まで伸ばしたわけです。

高まる「MVPの声」に大きな壁?

この記録、実は、大谷選手にとってのもう一つの「史上初」にもつながる可能性が高まっているんです。それは「指名打者」として初のMVP。これには大きな壁があります。

MVPは打つだけでなく、守備での貢献も重要なため、今シーズンの大谷選手のように、守備に就かない「指名打者」だけで受賞した例はありません。それが、「50-50」という偉業の達成によって史上初めて、「指名打者」でのMVPという新たな歴史の扉を開く可能性も高まっているのです。

(「サンデーモーニング」2024年9月22日放送より)

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