きのう、線状降水帯が発生した石川県・能登地方では、経験したことがないような大雨となっていて、これまでに、1人が死亡、10人が行方不明になっています。
住民
「踏んだり蹴ったりというやつかね」
能登半島地震の被災地では、きのう、線状降水帯が発生し、輪島市では観測史上最大となる1時間に121ミリの猛烈な雨が降りました。
石川県珠洲市では、自宅にいた70代男性が土砂崩れに巻き込まれ死亡しました。
死亡した男性の親族
「ずっと(男性を)呼んだりしていた。『どこにおるか』って呼んだけど、だめやった。何も返答なかった」
また、輪島市・珠洲市・能登町では、川に流されたり崖崩れに巻き込まれるなどして、3人の行方が分かっていません。道路が寸断されていて、消防などが救助に向かうことができていないということです。
このほか、輪島市では住宅4棟が流され、住民4人と連絡が取れていません。
一方、輪島市の国道249号にある中屋トンネルでは土砂崩れが発生し、地震の復旧工事にあたっていた作業員4人と連絡が取れなくなっていましたが、このうち1人は無事が確認されたということです。警察と消防が残る3人の捜索を続けています。
また、一時、トンネル内に取り残されていた作業員や住民27人は、徒歩で安全な場所に移動したということです。
能登地方では、台風14号から変わった温帯低気圧が接近する影響で、きょう昼前にかけて、再び雨の降り方が強まる予想で、引き続き最大級の警戒が必要です。
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