3日後に迫った立憲民主党の代表選。連日、候補者4人による論戦が繰り広げられていますが、消費税をめぐる考え方では意見が割れています。
都内の商店街で68年続く和菓子店。3代目の店主・菊入さんは今月、コメを使う商品の一部を10~20円値上げしたと話します。
伊勢屋 店主・菊入哲夫さん
「原材料費がすごく上がっちゃってまして、少しだけの値上げじゃ追いつかない形ですね」
その菊入さん、自民党の総裁選や立憲民主党の代表選で気になっているテーマがあると言います。
伊勢屋 店主・菊入哲夫さん
「少しでも仕入れを安くしたいから、いま立憲民主党がやっている消費税の一部食料品の無償化、それはちょっと気になりますね」
23日に投開票が行われる立憲民主党の代表選。4人の候補者は「格差を是正する」ことを掲げていますが、争点となっているのが消費税の扱いです。
立憲民主党 吉田晴美 衆院議員(52)
「円安・物価高、これはもう一番直撃しているのは食べ物です、食料品です。ですので、食料品の消費税非課税、ゼロ税率、これを時限的でも、まず導入していく」
吉田議員が訴えるのは食料品の消費税を「ゼロ」にするというもの。現職の泉代表も同調する考えを示しています。
立憲民主党 泉健太 代表(50)
「食料品のいわゆる税率を下げるということも選択肢に入れるべきだ。中低所得者の皆さんの所得に何とかゆとりを持たせられるかという点は、経済政策として訴えていきたい」
一方、野田元総理は減税に反対の姿勢です。
立憲民主党 野田佳彦 元総理(67)
「その財源をどう確保するか。税の話というのは深い洞察をもってやらないと、岸田政権の定額減税みたいになりかねない」
枝野氏も「減税は時間がかかる」として、給付で対応するべきだと主張します。
立憲民主党 枝野幸男 前代表(60)
「足下の物価高対策、これはやっていく。給付付き税額控除の制度設定なんていくらでもやる時間はあるし、準備の時間もあるので、私はこの方が国民の皆さんに早く届くと思っています」
実は消費税をめぐり、この2人には苦い記憶が…
野田氏は総理大臣時代、公約になかった消費税の増税を決断。反発した議員が離党するなど分裂のきっかけとなりました。
枝野氏も代表を務めていた2021年の衆院選で一時的に消費税率を5%に引き下げることを公約に掲げたものの、敗北しているのです。
その後、消費税をめぐる考えは党内でも割れたまま。菊入さんも期待をよせるものの、複雑な思いを明かします。
伊勢屋 店主・菊入哲夫さん
「(食品の消費減税を)やってくれれば、うちらの商売にとってはすごくいいことなんですが。(Q.実現の可能性はあると思うか) それはないと思います。財源がないって」
代表選では一定数の国会議員や党員などが消費税を判断基準に投票するとみられ、結果に影響を与えそうです。
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