半導体産業の発展に不可欠な研究機関や企業などが集中的に立地する「熊本版サイエンスパーク」について、木村敬(きむら たかし)知事は菊陽町のセミコンテクノパークを軸とした分散型の構想について語りました。

8月、台湾のTSMC本社を訪問した木村知事は、半導体業界を下支えする大学・研究機関や企業が集積した新竹サイエンスパークを視察しました。

9月19日の県議会で、木村知事は「熊本版サイエンスパーク」の必要性と具体的なエリアについて言及しました。

熊本県 木村敬 知事「具体的なエリアとして注目したのは、すでに半導体企業が集積するセミコンテクノパーク周辺でございます」

一方で、台湾のように大規模な1つの工業団地を開発するのではなく「セミコンテクノパークを核に必要な機能を分担、連携しての展開を考えている」としました。

また、県南での経済波及効果を広げることも念頭に八代市で整備を検討していた工業団地について、約25ヘクタールの規模で整備する方針も示しました。