◆斎藤知事は「これまでコロナ対策も含めてしっかりやってきました」

いっぽう斎藤知事はどう思っているのか・・・。議会開会前日の心境を、このように話しています。

(――職にとどまるということはご自身で、兵庫県知事にふさわしい職責・能力・資格があるとお考えでしょうか、自己評価をお聞かせください。)

斎藤知事 「自分で評価をどうするかっていうのは、難しいところがありますけど、私としては3年前に知事に就任して、コロナ対策も含めてしっかりやってきました。改革を含めて、いろいろやってくる中で、いろんな形も出てきました。これまでの対応、実績を踏まえて、私としては県知事をしっかり担わさせていただけるというふうに考えています。」

◆議会初日に不信任案 どういう段取りなのか

各地の県議会は、主に2月6月9月12月の4回議会が開かれます。9月議会は新年度から半年ぐらい経っていますので、予算が足りなさそうとか、変えようとかの補正予算が話し合われます。元々の予定ではあすから10月初旬までが前半で、「補正予算や条例など30件」が話し合われる予定。後半は10月4日から23日に決算認定=去年組んだ予算と使ったお金が正しいか、議会で審査するものを22件予定していました。どうやら後半を少し後回しにするようです。

そして元々なら、2週間かけて審議する予定だった30件を、1日で一気に議決、その後不信任案を提出という流れのようです。純粋に「審議は1日で大丈夫?」と思いますけれど、先にある程度話し合われたものが議会に出されるということでそこまで大きな問題ではないそうです。

(元衆議院議員・豊田真由子氏) 「勝手に決めてるわけでなく、(一般的には)議会に出す前に、委員会で議論していいよねってなったものが形式上出てくるということなので、今回たぶん委員会はやってないんけれど、与野党等で集まって決めているはずで、県民に何か不公正なことをしているわけではないと思います。」