9月29日に告示される新潟県の長岡市長選には、現職の磯田達伸(いそだ・たつのぶ)さん(72)と新人の高橋宏幸(たかはし・ひろゆき)さん(55)が名乗りを上げていて、一騎打ちとなる公算が大きくなっています。
現市政の「継続」かそれとも「刷新」か、が大きな争点となりそうです。

9月10日に開かれた市政報告会。会場の入口では現職の磯田達伸さんが、来場者を出迎えていました。
すぐそばには長岡市議がずらりと並びます。

【五井文雄 長岡市議】
「今かなり大きな“実”が長岡市に実りつつあるので、それをしっかりと取り組んで成果として上げてもらいたい思いもある。市民のために長岡市政を継続していくというのが今一番大事だと」

3期目を目指す磯田さん。
教育・子育て環境の整備や雇用の拡大といった市政課題を挙げ、「こんなときだからこそ立ち止まらず進むべき」と強調しました。

【磯田達伸氏】
「これから取り組むべき課題は、長岡を選ばれるまちにしていく一択である。そのことによって人口減少に歯止めをかけ、産業発展の大きなエネルギーを獲得していくまちになる」

報告会にはおよそ750人が訪れ、34人いる長岡市議のうち21人が参加する『磯田市長を支援する議員の会』の面々のほか、地元選出の県議や国会議員もほぼ勢ぞろいしました。

さらに後援会には長岡を代表する経済界の関係者が名を連ねます。

『世代交代』の言葉には…

【磯田達伸氏】
「もちろん『そろそろ交代』とか『もっと若い人が』という思いがあるのは分かっても、それによって何がどう変わるのか、変えるのかと考えると、それはまた別の問題。みんなで力を合わせる多様性のある長岡をつくっていくべきだと」