"135人の頭がい骨"埋まる簡素な墓に衝撃「この人らが浮かばれへん」

「父の最期の地を自分の目で確かめたい」その気持ちを胸にシンガポールへ向かった脩さん。刑務所近くの寺にあったのは、「殉難納骨百三十五柱」と刻まれた小さな石碑でした。

あまりの小ささに、父・恒男さん1人の墓だと思ったそうです。しかし実は、チャンギ刑務所で処刑された135人の遺骨が眠っていることがわかり、脩さんは衝撃を受けたといいます。せめて全員の名前を刻んだ墓標を建てようと戦犯者名簿を頼りにほかの遺族に連絡を試みましたが、所在が分からない人も多くうまくいきませんでした。

「135人の頭蓋骨がここに埋まっていると。悔しさというよりこの人らが浮かばれへんと思ってな。あのままやと仏にならん」