“不登校”を選択した理由
文字は読めるのにうまく書けない奏さん。いわゆる学習障害の一つ「書字障害」です。加えて、人よりも体力がなく他の人と同じペースでの運動ができません。
学校では授業での書き取りに苦労したほか、中学校に入学しても集団行動で遅れてしまう自分を責めてきました。そして1年生の2学期から奏さんは「学校に行かない」という選択をしています。

文部科学省の2022年度の調査では小中学校で不登校の子どもは約29万9000人と過去最多となるなか、奏さんは、不登校になっても無理やり再登校させてはいけないと話します。

奏さん「無理やり登校させていいものではない。あれは下手したら殺人と同じ。あのまま鬱になって自殺していくんだろうなと思う」