秋の味覚・サンマについて、今年は当初、「豊漁」といった情報もありましたが、季節が進んできてサイズが小ぶりとの話も聞かれます。
最新のサンマ事情を取材しました。

12日午前6時の長野地方卸売市場。

丸水長野県水 宮坂洋佑(みやさか・ようすけ)さん:
「こちらが北海道から入荷したサンマになります」

秋を代表するサンマ。

庶民の味方として親しまれてきましたが、近年は「高級な魚」になっています。

今年は「豊漁」とも言われていましたが…。

丸水長野県 水宮坂洋佑さん:
「今年は非常にスタートから水揚げ多かったのですが、出だしに比べてサイズが小ぶりになっている状態です。やはりサンマはエース的な存在なので魚の中でも。常に期待はしています。」

8月中旬には、北海道花咲港で2023年を大幅に上回る初水揚げとなり、豊漁や値下がりが期待されていました。

しかし、水揚げ量は多いものの、当初は9割が100グラム以上だったものが、現在は2割程度と徐々にサイズが小さくなったことで、缶詰などへの加工用が中心となっていて、家庭で食べる大きなサイズのサンマが少ないため、値下がりはあまり期待できないと言います。

宮坂さんは、温暖化や環境の変化により、サンマのエサが少なくなってきていることも要因の一つではないかと話します。

丸水長野県水 宮坂洋佑さん:
「大きいイメージを持たれている方もいると思うんですが、ここ数年は非常に小ぶりな100グラムのサイズが主体になってきている。大きいものを食べたい人もいると思うのですが、そうなると価格もそれなりになってしまうのかなとは思います」

また、サンマと並び、旬を迎えるサケも、直近の漁獲量が2023年の半分ほどで価格の高騰が見込まれます。

一方で、入荷量が安定してきているのがカツオ。

脂がたっぷりの戻りガツオを刺身などで食べることがおすすめだといいます。

丸水長野県水 宮坂洋佑さん:
「水揚げ量が多いということは、手に届きやすい価格かなと思います」
「おさかな自体を一番ベストな状態で常に食卓に届けたいという気持ちは持っています。それに向けて(仕入れ先などの)調達網を増やして進めていければいいなと」

値下がりは、それほど期待できないと見られるサンマ。

今年も旬の味の価格を気にする秋となりそうです。